松屋銀座が、日本在住中国KOLの起用で中国市場の拡大へ
by Azoya
2018年8月17日、東京-松屋銀座は17日、中国の視聴者に対し、有名KOLが日本の製品を紹介するライブストリーミングイベントを銀座本店で開催しました。これは2017年12月の初めての開催以来二回目となるライブストリーミングイベントで、新しく開始した中国語ウェブサイトhttp://cn.matsuya.com/のプロモーションを目的に開催されたものです。
この二回のライブストリーミングイベントは、松屋銀座の戦略パートナーであるAzoyaインターナショナルによって開催されたものです。Azoyaは国境を越えたe-コマースを通じて、中国で販売活動を行っている日本企業をサポートしており、ブランドや小売店の独立したオンラインe-コマースウェブサイト立ち上げ、市場における販売を支援しています。Azoyaはロジスティクス、支払い、運営、デジタルマーケティングなどを含むワンストップサービスを提供しています。昨年12月のライブストリーミングイベントは冬物の販売促進に付随したもので、中国での松屋の新規ユーザー登録を20倍に激増させました。
松屋銀座、KOLマーケティングてこ入れで、中国での売上を倍増
今年の中元節(日本のお盆に相当)は、中国e-コマースで販売が盛んになる時期でもある、七夕節(日本で言うバレンタインデー)と同じ時期に当たります。今回新しいことは、中国KOLリン・ピンさんの存在です。リンさんは日本のライフスタイルKOLとして、中国のWeiboプラットフォームで人気を博しており、彼女のフォロワー数は120万を超えています。日本に住んで12年になる彼女は、メディア経験もあり、中国人ファンに日本文化を紹介しています。その結果、彼女は数年の間に、日本を愛する熱烈なファンを増やし続けています。
今回、松屋銀座はリンさんと協力して特定のブランドを紹介し、リンさんの人気にあやかり、特に彼女のファン層と松屋がターゲットとする層が合致ところで、松屋銀座を知ってもらう効果を生み出します。両者の協力は、中国の消費者にプラス効果をもたらすと予想されています。
中国消費者の好みにあわせて、松屋銀座ではリンさんと、Maria Akoyaのジュエリー、クリスチャンルブタンのリップスティック、さらに松屋銀座独自のプライベートブランド製品を選び出しました。2時間のライブストリーミングイベントでは、リンさんが製品を詳しく紹介し、現場で実際に試すなど、参加者に実際の製品を紹介しました。同時に、松屋の公式中国語ウェブサイト(http://cn.matsuya.com/)で、付随する販売促進を行ったものです。この日、リンさんのストリーミングパフォーマンスのピーク視聴者数はXX人で、xxのコメントがオンライン上に書かれ、また松屋銀座によると売上がxx増という結果をもたらしました。
「松屋銀座での中国人インバウンドの来店数、免税売上は大きく、越境ECにはインバウンド客の帰国後の需要による顧客のリピート化、中国での情報発信による松屋ブランドの認知という目的があります。今回のライブストリーミングイベントでは売上の向上はもちろん、中国市場への松屋からの情報発信ということが大きな目的となります。」 銀座松屋の越境通販担当者の小川さんがこのように言いました。
「中国のe-コマース市場は急激に変化しておりめ、毎月新しい開発やマーケティング戦術がでてくるので注意が必要です。国際小売業者やブランドは、そうしたダイナミックな市場に対応するため、中国の消費者とその好みを理解し、変化するトレンドに適応できなければなりません」と、Azoya CEOドン・チャオ氏は言います。「これは多くの外国企業にとって難しいことです。当社では通常、現地に中国人チームを立ち上げるか、または市況に迅速に順応できる戦略的パートナーを現地に置くよう勧めます。」
中国人旅行社向け販促とオンラインプロモーションを組み合わせ、ブランド知名度を構築
今回の松屋銀座によるイベントは、ちょうど中国の夏休みに相当します。同期間中、中国人観光客の数は中国の春節(旧暦の正月)や、十一黄金週(10月1日からの連休)時期とほぼ同数に上ります。中国に実際の店舗を持たない松屋銀座にとって、これは中国の消費者に接触し、松屋ブランドとその製品を紹介する絶好の機会です。
リンさんはファンの間で、日本の観光地やショッピングスポットに関する知識でも高い評価を受けています。今回の「Walk into Matsuya Ginza」イベントは、松屋銀座の公式中国語ウェブサイトによるオンライン販売の増加と合わせ、日本を訪れる中国人観光客もターゲットにしています。ストリーミングイベントに加え、今月は松屋銀座の中国語サイトでは七夕節と夏季プロモーションも行います。こうしたイベントは、旅行者が実際に松屋銀座の店舗を訪れて買い物をするよう誘客することを狙いとしています。